Research
公的データベースを活用したレセプト、特定健診データ等の解析
2024年-2026年度の国(厚生労働省)のモデル事業(地域医療提供体制データ分析チーム構築支援事業)に採択されたことから、オープンレセプトデータ(NDBとKDB)を活用して、地域の医療提供体制の見える化を進めています。具体的には、二次医療圏や市町村の標準化レセプト出現比の解析や、それらと当該地域の人口密度、人口当たり医療機関数、死亡データ等との相関を解析しています。地域で望ましい医療提供体制や健康増進を検討する基礎資料になればと考えています。
徳島県のKDBデータベースに含まれている徳島県民の75歳以上のレセプト(2020年度)を解析し、在宅医療利用患者の市町村別の性年齢階級別受療率を算出しました。徳島県では、男性は松茂町、女性は藍住町が受療率が最も高いことが判明しました。国立社会保障・人口問題研究所が公表している地域別将来推計人口を活用して、2040年の在宅医療患者数を予測したところ、2020年比で藍住町が2.06倍、北島町が1.74倍、松茂町が1.71倍になることが判明しました。これらの結果は、地域医療構想調整会議等を通じて医療関係者に周知され、高齢者の医療提供体制の充実につながっていくことを期待しています。