研究内容

公的データベースを活用したレセプト、特定健診データ等の解析
徳島県KDBデータ、産婦人科学会の周産期医療・不妊治療のデータベースからのデータ等の公的データベースからの比較的大規模なデータを提供いただき、解析を進めています。子どもなどの受療動向、不妊治療により出産した児の分娩の特徴、特定健診受診者の肝臓や腎臓の疾患のある方の生活習慣等との関連の解析を進めています。
母子保健、子ども・子育て支援の推進に関する研究
これまでに、乳幼児の事故、小中学校性の飲酒・喫煙の問題や学校生活に関する研究を実施してきました。令和3年度から不妊の方への情報提供について研究を始めています。子どもの成長、発達に関わる諸問題について実態と解決策の検討につながる研究を進めてまいります。
医療政策、健康づくり政策の推進に関する研究
令和6年度からの医師の超過勤務時間の年間の上限規制の導入を受けて、小児科・産科医師の勤務実態の把握と勤務環境改善に向けて対策を検討するための基礎資料の作成を行っています。
また、徳島県西部では糖尿病の粗死亡率が高い地域があることから、このような地域で尿中アルブミン検査と生活習慣のアンケート調査を実施しました。成果を参考にして、慢性腎臓病対策や地域での研修会が始まっています。